Hello World
このページではこれまでJavaプログラムの経験がない人を対象にJavaで「Hello World!!」という文字列を表示するプログラムの作成方法を説明します。
Java開発環境のインストール
Javaプログラムを作成する前に、Javaが開発できる環境を整えます。以下のページを参照し、JDKをインストールしてください。
プログラムの説明
「Hello World!!」を表示するプログラムは以下になります。まずは、以下をテキストエディタ(メモ帳など)を開き、そのまま入力してください。
この入力したファイルがJavaのソースプログラムになります。一字一句間違えないように入力する必要がありますので、コピー&ペーストをお勧めします。
HelloWorld.javaファイル
public class HelloWorld {
public static void main (String[] args) {
System.out.println("Hello World !!");
}
}
細かな説明は他のページで行いますので、ここでは、主なポイントのみ説明します。
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public class HelloWorld {
HelloWorldクラスというクラス名を宣言しています。Javaソースプログラムのファイル名は、ファイル内に宣言されたクラス名と一致している必要があります。
クラス名は1つのファイルに複数宣言できますが、publicの修飾子が付いたクラスは1ファイルにつき1つしか宣言できません。そのため、このプログラムのファイル名は「HelloWorld.java」になります。
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public static void main (String[] args) {
mainメソッドを定義している箇所です。この一文の詳細な説明は、他のページで行います。このmainメソッドの一文は、そのまま定型文として覚えてください。
この後、Javaのクラスファイルを指定してプログラムを実行しますが、実行する際に指定するクラスファイルの中には、必ずこのmainメソッドの一文が無ければなりません。
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System.out.println("Hello World !!");
「Hello World!!」という文字列をコマンドプロンプト上に表示する箇所です。ダブルクォーテーション("")の間の「Hello World!!」を変更すると表示される文字列が変更されます。
System.out.printlnは、JavaAPIであらかじめ用意されているもので、指定された文字列を標準出力に出力するという一文です。JavaAPIでは、このようにプログラムを作成する上でよく使われる処理があらかじめ定義されています。
プログラムの実行方法
Javaソースプログラムのファイルを保存します。ファイル名は、先ほども記載しましたがクラス名と一致している必要がありますので、「HelloWorld.java」です。「HelloWorld.java」を任意のディレクトリに保存します。
HelloWorldプログラムを実行するためにはまずソースファイル(HelloWorld.java)をコンパイルしクラスファイル(HelloWorld.class)を作成、その後クラスファイルの実行を行います。
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コンパイル
コマンドプロンプトを起動し、ソースファイル(HelloWorld.java)があるディレクトリに移動し、javacコマンドを実行します(「javac HelloWorld.java」と入力します)。コンパイル終了後ソースファイルと同一のディレクトリにクラスファイル(HelloWorld.class)が作成されます。
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実行
javaコマンドによりクラスファイルの実行を行います(「java HelloWorld」と入力します)。プログラムが実行され、コマンドプロンプト上にHello World !!の文字が表示されます。
実行結果
D:\JAVA>javac HelloWorld.java #コンパイル
D:\JAVA>java HelloWorld #実行
Hello World !!
D:\JAVA>
ソースプログラム内の「Hello World!!」を変更することで、表示される文字列が変更されます。他の文字列に変更してみてください。 変更した際は、上記と同様の手順で、コンパイル、実行を行います。
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