インストール(Windows環境)
Java SE Development Kit (JDK)はJava SEプラットフォームに対応した開発ツールです。Javaでアプリケーションの開発を行う際の基本機能が装備されています。ここでは、JDKのインストール方法について解説します。
Javaのライセンス形態が2019年4月以降、大幅に変更されました。個人利用、開発、テストなどの用途ではこれまで通り無償で提供されますが、商用利用では有償になりました。 詳細は、下記のページに詳しく記載されています。
Oracle Java SE ライセンスFAQ
第1回:「Java」は昔も今もオープンです
2019年にJavaを利用している人は全員理解すべきことを説明してみる
- 実行環境
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・Windows8.1 Pro
・JDK 14.0.1
ダウンロード
- 以下のURLにアクセスし、JDKの最新バージョンをダウンロードします。
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ダウンロード可能なJDKのバージョンが記載されたページが表示されますので、最新のバージョン(記載時点は、Java SE 14)のダウンロードリンクをクリックします。
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JDKのライセンスに関する注意事項と、利用環境ごとのインストールファイルの一覧が表示されたページに遷移します。
筆者は、Windows8.1を64bitの環境で利用していますので、「Windows x64 Installer」の項目のファイルをダウンロードするリンクをクリックします。
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ライセンス条件を承諾する旨のメッセージが表示されますので、「I reviewed and accept the Oracl Technology Network License Agreement for Oracle Java SE」にチェックを入れ、「Download」ボタンをクリックし、インストールファイルをダウンロードします。
インストール
ダウンロードしたファイル(ここでは、jdk-14.0.1_windows-x64_bin.exe)をダブルクリックします。JDKのインストーラーが起動します。
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JDKのインストールが開始されますので、「次」ボタンをクリックします。
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プログラムのインストール先ディレクトリを変更したい場合は、「変更」ボタンをクリックします。変更しない場合は、「次」ボタンをクリックします。
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すべてのインストールが完了すると、完了画面が表示されます。「閉じる」ボタンをクリックします。これで、インストールの完了です。
環境変数設定
JDKを使用するために、環境変数を設定します。本設定は、Windows8.1 Proをベースにしています。
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コントロールパネルを開き「システムとセキュリティ」をクリックします。
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「システム」をクリックします。
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「システムの詳細設定」をクリックすると「システムのプロパティ」のダイアログが開きます。
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「システムのプロパティ」のダイアログで、「環境変数」ボタンをクリックします。
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システム環境変数で、変数「Path」を選択し、「編集」ボタンをクリックします。
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「変数値」の先頭にインストールしたJDKのbinディレクトリ(筆者の環境では、C:\Program Files\Java\jdk-14.0.1\bin;)を追記し、「OK」をクリックします。各設定値は;(セミコロン)で区切ります。最後に;(セミコロン)をつけるのを忘れ無いようにしてください。
これで、任意の場所からjavacやjavaなどJDKのコマンドが使えるようになります。
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システム環境変数で、「新規」ボタンをクリックします。
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「変数名」にJAVA_HOMEと記載します。「変数値」にインストールしたJDKのディレクトリ(筆者の環境では、C:\Program Files\Java\jdk-14.0.1)を記載し、「OK」をクリックします。
これで、他のJava関連プログラムをインストールした際に利用するJavaプログラムとして今回インストールしたJDKが利用されるようになります。
動作確認
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コマンドプロンプトを立ち上げ、以下のコマンドを入力してください。
C:\>java -version
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コマンドプロントにインストールしたJavaのバージョンが表示されれば、インストール、設定の完了です。
C:\>java -version java version "14.0.1" 2020-04-14 Java(TM) SE Runtime Environment (build 14.0.1+7) Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 14.0.1+7, mixed mode, sharing) C:\>
2Java(JDK)インストール方法(Windows環境)