インストール(Windows環境)
ここでは、Tomcatの概要、Windows環境向けのインストール手順、動作確認手順について解説します。
実行環境
・Windows8.1 Pro
・JDK 1.8.0_05
・Tomcat 8.0.12
Tomcatの概要
TomcatはApache Software FoundationのApache Tomcatで開発が行われているオープンソースのサーブレット/JSPコンテナです。オープンソース・商用を問わず最も利用されているサーブレット/JSPコンテナです。
Tomcatのインストール
Windows環境向けのTomcatインストール手順について解説します。TomcatのインストールにはJDKが必要です。JDKをインストールしていない場合は、「Javaの道:Java(JDK)インストール方法」を参照するなどして、JDKをインストールしてください。
※本ページでは、執筆時点で最新であるTomcat 8.0系のTomcatをインストールします。Tomcat 8.0系をインストールするためにはJDK 1.7.0以上が必要です。
1.バイナリ版のダウンロード
1-1.Apache Tomcatにアクセスし、執筆時点で最新であるTomcat8.0.12をダウンロードします。
1-2.利用している環境にあった、Tomcatをダウンロードします。筆者は、Windows8.1の64bitの環境で利用していますので、「32-bit/64-bit Windows Service Installer」をクリックしダウンロードします。
2.インストール
2-1.環境変数JAVA_HOMEが設定されているか確認します。設定されていない場合は、JDKのインストールディレクトリを環境変数JAVA_HOMEに設定します。 設定方法の詳細については、「Javaの道:Java(JDK)インストール方法(環境変数設定)」を参照してください。
2-2.ダウンロードした「apache-tomcat-8.0.12.exe」をダブルクリックします。表示される画面に従い、インストールを行います。
2-3.「Next」ボタンをクリックします。
2-4.ライセンス確認の画面です。「I Agree」ボタンをクリックします。
2-5.インストールタイプ、インストールコンポーネントを選択する画面です。ここでは、「Normal」を選択し、「Next」ボタンをクリックします。
2-6.TomcatのHTTPサーバと通信するためのポート番号、GUI管理ツールにログインする際のID、パスワード等をを入力する画面です。ポート番号はデフォルト設定のままとし、UserNameに「admin」、Passwordに任意のパスワードを入力します。
「Next」ボタンをクリックします。
2-7.JAVA_HOMEで設定したディレクトリが表示されているか確認します。表示されていない場合、「...」をクリックし、JAVA_HOMEに設定しているディレクトリを設定します。設定後、「Next」ボタンをクリックします。
2-8.Tomcatをインストールするフォルダを選択する画面です。「Browse」ボタンをクリックし、インストールしたいフォルダを選択し、「Install」ボタンをクリックします。
2-9.インストール終了画面です。「Run Apache Tomcat」と「Show Readme」のチェックを外し、「Finish」ボタンをクリックします。これでインストールの終了です。
Tomcatの動作確認
Tomcatの起動、動作確認、停止方法について解説します。
1.起動
1-1.「Apache Tomcat 8.0 Tomcat8」から、「Configure Tomcat」を選択します。
1-2.「General」タブで「Start」ボタンをクリックして、 Tomcatを起動します。 Tomcatが起動したら、「OK」ボタンをクリックします。
2.動作確認
2-1.Tomcatを起動したサーバで「http://localhost:8080/」とブラウザに入力してください。8080はインストール時に指定したTomcatと通信を行うポート番号です。ブラウザに以下の画面が表示されれば、Tomcatは正常に動作しています。
3.停止
3-1.「Apache Tomcat 8.0 Tomcat8」から、「Configure Tomcat」を選択します。
3-2.「General」タブで「Stop」ボタンをクリックして、 Tomcatを停止します。 Tomcatが停止したら、「OK」ボタンをクリックします。
1インストール(Windows環境)